会長あいさつ・役員紹介

2022年度(令和4年度) 山口県弁護士会長よりご挨拶

山口県弁護士会会長 田中 礼司
山口県弁護士会ホームページにお越しいただき、ありがとうございます。
2022年度(令和4年度)山口県弁護士会会長の 田中礼司 と申します。

1 はじめに

 新型コロナウイルスの終息が見通せないなか、日夜患者さんの治療・対応にあたってくださっている医療をはじめとする関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
 コロナ禍によって生活に困窮されている方々、経営破綻に瀕している事業者の方々、中傷や差別を受けておられる方々が増えています。困っていらっしゃる県民の皆様に寄り添いながら問題を解決していくことが、「基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする」弁護士の役割です。私たちは、「弁護士に相談してよかった」と思っていただける「頼りがいのある」弁護士会であるために努力し続けます。
 「こんなことでも相談していいの?」と迷う必要はありません。早い段階での相談こそが最良の解決策です。お気軽にお電話ください。
 

2 今年度の取り組み

(1) 第19回高齢者・障がい者権利擁護の集い
  今年度山口県弁護士会のメインイベントです。
 「コロナ禍を経験した今だからこそ改めて考える“インクルーシブ社会”の実現」をテーマにシンポジウムを開催します。ちょっと難しそうなテーマですが、障がいのある方々が地域でみんなと同じように当たり前の生活ができる社会を実現するために、弁護士、福祉関係者及び行政関係者の連携を強化していこうというのが狙いです。コロナ禍でも全国の皆さんに参加していただけるようWEBシステムも併用して実施予定です。多くの方々の参加をお待ちしております。
   日 時  11月22日(火) 午後1時~午後5時40分(予定)
   場 所  KDDI維新ホール
   対 象  弁護士、社会福祉士、精神保健福祉士、福祉関係者、行政関係者、市民の皆さん

(2) 事業承継・引継ぎ支援センターとの連携パイロット事業の実施
 山口県弁護士会は、全国に先駆け、事業承継・引継ぎ支援センターが抱える中小企業のM&Aや転廃業等の事業承継に関連した案件に広く弁護士が携われるよう同センターと協議を進めるとともに、担い手となる若手弁護士を育成するパイロット事業を実施してまいります。

3 組織・構成について

 山口県弁護士会は、山口県内に法律事務所を設置する弁護士・弁護士法人によって構成されています。2022年4月1日現在、弁護士178名(うち女性22名)と20の弁護士法人が所属しています。全国的にみると、まだ「小規模弁護士会」に分類されています。しかし、山口県弁護士会の特徴は、県庁所在地に弁護士が偏在することなく、山口地区、下関地区、周南地区、宇部地区、岩国地区及び萩・長門地区と、各地に弁護士が分散していることです。この特徴を強みとしておりますので、お近くの弁護士にご相談いただくことができます(弁護士名簿はこちらをご覧ください。)。
 弁護士会の中には、41もの委員会ないしプロジェクトチームが存在し、社会に生起する多様な問題に対応できるよう日々活動しております。
 また、弁護士会は、人権感覚を反映させるため司法・行政や各種公的団体の組織に多数の弁護士委員を推薦しています。2021年の1年間では、延べ111名の委員を推薦いたしました。

4 一般の法律相談について

 平穏な生活を送っていても、突然の「交通事故」「解雇」といったトラブルに巻き込まれることがあります。うっかりクリックしたために「消費者被害」にあうことも珍しくありません。仲の良かった家族でさえ「離婚」や「DV(ドメスティックバイオレンス)」「養育費請求」「遺産分割」といった問題に発展することがあります。また、紛争を未然に防ぐために「遺言」や「契約書」を作成したいということもあるでしょう。一人で悩み続けたり、対応を引き延ばしたりすることは、問題を複雑にし、解決を難しくしてしまいます。逆に焦って早まった行動をとって取り返しのつかない事態を招くこともあります。そんなことにならないよう、一刻も早く弁護士にご相談ください。
 「相談したいけど、弁護士の知り合いなんていない」「どうやって弁護士を探したらいいかわからない」という場合には、遠慮なく弁護士会にご連絡ください。

 山口県弁護士会では,可能な限り毎日法律相談が受けられるように予め弁護士がローテーションを組んで,民事・家事当番弁護士相談制度及び法律相談センター相談を準備しています。
 毎日お昼頃までに各法律相談センターにお電話を頂ければ,相談枠が残っている限り予約を受け付けて当日夕方にも相談を受けることができますし,枠がない場合でも数日以内の都合の合う日に相談の予約をすることができます。
 山口,下関,宇部,周南,岩国,萩・長門の県内6か所に法律相談センターがあります。詳しくは,こちらをご覧下さい。
*法律相談センター相談は各センターで,民事・家事当番弁護士相談は各弁護士の事務所での相談を案内いたします。

5 各専門分野の相談窓口について

(1) 高齢者・障がい者のための無料電話相談
 高齢者・障がい者問題に取り組む経験豊富な弁護士がご相談をお受けします。お年寄りに関するご相談であれば,ご本人でなくとも介護等に関係するスタッフの方々でもご相談いただけます。詳しくは,こちらをご覧下さい。

(2) 生活困窮者のための相談窓口「ヘルプ」
 生活に困窮し,法的な助力を必要とされる方のための相談窓口「ヘルプ」を設置しています。生活保護,年金,労働問題など様々な問題のご相談に担当弁護士が応じます。詳しくは,こちらをご覧下さい。

(3) 中小事業者のための相談窓口「ひまわりほっとダイヤル」
 中小企業・個人事業者の方が,弁護士に電話で相談し,必要に応じ面談相談の予約(初回面談30分無料)ができる相談窓口です。事業に関する様々なご相談にお答えします。詳しくは,こちらをご覧下さい。

(4) 犯罪被害者相談(犯罪被害者のための相談窓口)
 犯罪被害者支援センター,民事介入暴力被害者救済センター所属の弁護士を中心に,犯罪被害者の方とそのご家族,民事介入暴力に遭われた方のご相談をお受けしています。詳しくは,こちらをご覧下さい。


6 刑事弁護事件と少年事件の弁護・付添い等について

 憲法の保障する弁護人依頼権を実現するため,当弁護士会は逮捕・勾留された方やご家族の求めに応じて毎日刑事当番弁護士・少年当番弁護士を待機させており,無料で警察署等に派遣し,刑事手続と当面の対処に関するアドバイス等を行えるようにしています。詳しくは,こちらをご覧下さい。


7 法教育・講演・セミナーについて

 弁護士会では,学校などの教育機関における消費者教育,主権者教育,ワークルール教育などの法教育にも積極的に取り組んでいますし,自治体・社会福祉協議会・町内会・老人クラブ・病院等で開催される市民向け講座・生涯学習にも弁護士が伺い,出前講義を担わせて頂きます。
詳しくは,こちらをご覧下さい。

8 会長声明の発信や人権活動について

 当会は,社会が抱える課題問題や立法・行政・司法などの各分野の制度に関して積極的に発信・提言する活動を行っています。詳しくは,こちらをご覧下さい。
 人権侵害をなくし,性の平等や子どもの権利を擁護する社会の実現に向け,様々な課題の解決に取り組んでいます。LGBTQ当事者や定住外国人の方への法的支援の拡充にも着手していきます。

9 最後に

 弁護士会は、少数者の人権を保障する最後の砦としての「司法」の一翼を担っています。山口県弁護士会は、この観点から県民の皆様のお役に立つことをお約束いたします。


 




 

山口県弁護士会 2022年度(令和4年度) 役員一覧