皆さんの常識が、無実の人が罰せられるという悲劇(えん罪)を
阻止することにもなります。
裁判員裁判制度について
一定の重大な刑事事件について、市民の皆さんも裁判官と同等の立場で被告人の有罪・無罪、有罪の場合の量刑(執行猶予か実刑か、懲役何年にするかなど)を判断していただくことになります。皆さんの常識が、無実の人が罰せられるという悲劇(えん罪)を阻止することにもなります。山口県弁護士会では、難解だった裁判をわかりやすくするため、研修会を実施するなど弁護士の研鑽に努めています。 山口県の場合、裁判員裁判は、県内のどこで起きた事件であってもすべて、山口市にある山口地方裁判所(本庁)で実施されることになっています。現状では、裁判員候補者として呼び出しを受けた方には本庁までおいでいただかねばなりません。山口県弁護士会では、皆さんの負担が少しでも軽くなるよう、支部の裁判所でも裁判員裁判が実施されるよう要請しています。